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訪問看護 看護職員
心を込めて「自分らしく生きる」お手伝いを
訪問看護 看護職員
佐藤 薫(2022年入社)
お客様お一人おひとりに寄り添い、仲間とともに挑戦する
前職は病院の看護師でした。学生時代にスポーツをしていたのですが、当時は体を壊しがちで、看護師の方に心身のケアをしていただいたことが、看護師を目指すきっかけとなりました。ただ、病院の看護師の場合は手術の準備などに時間を取られることが多く、患者様と向き合う機会が限られていたことから、訪問看護師への転身を決意しました。ツクイを選んだのは、ツクイがちょうど訪問看護事業を拡大しようとしていた時期で、そのオープニングメンバーになりたいと考えたからです。また「福祉に・ずっと・まっすぐ」というスローガンに共感したこともツクイを志望した理由のひとつです。お客様に最初から最後までしっかりと寄り添い、ケアできることを期待して入社しました。
小学校から大学まで続けたバスケットボールでは、チームワークの大切さや、諦めないでやり遂げることの重要性を学びました。同時に、できないことを環境のせいにするのではなく、常に前向きな姿勢で挑戦することが大事だと感じてきました。スポーツで培った経験やマインドが、訪問看護の仕事をしていく上で役立っていると感じることも多いです。訪問看護は、お客様の状態もさまざまで、自宅という限られた環境で創意工夫が求められる仕事でもあります。チームで意見交換を繰り返すなどして、お客様お一人おひとりの心身の状態に合わせたより良いサービスをご提供するよう心がけています。
住み慣れた「わが家」で安心して暮らしていただくために
病院に勤務していた数年間、「家に帰りたい」と話される患者様が多いことに驚きました。その言葉を口にされるときの患者様の寂しそうな表情が今も心に残っています。病院では治療のためのルールがありますが、私たち訪問看護師は、在宅での治療を選ばれたお客様に対して、あれはダメ、これもダメといったように、看護する側のやり方を押しつけるのではなく、お客様の気持ちをくみ取りながら「自分らしく生きる」お手伝いをすることが何より大切だと考えています。
あるお客様の自宅での看護から最期の看取りまでを担当したとき、最初は看護の大変さと病状の重さに落ち込んでいたご家族の表情が、訪問を重ねていくうちに、少しずつ落ち着きを取り戻されていくのがわかりました。そしてお客様がお亡くなりになったあと、「あなたたちに出会えて本当に良かった」と言ってくださったときには、この仕事を心から誇りに思いました。
病院の看護師として働いていたときは夜勤も多く、オーバーワークになりがちでしたが、訪問看護は自分のペースで余裕をもって行動できるので、お客様に優しい気持ちで接することができます。ツクイでは訪問看護に関する各種マニュアルも整備されているため、仕事の進め方について不安を抱くこともありません。これからも、訪問看護ならではのアイデアをスタッフ同士で出し合いながら、看護の質の向上に努め、お客様の安心と安全に貢献していきたいと考えています。
ある一日の流れ
朝礼
申し送りや情報交換を行います。
訪問(2~3件)
お客様宅へ訪問します。
お昼休憩
事業所で食事するスタッフや、訪問先近くで食事するスタッフがいます。
訪問(2~3件)
帰社
事業所に戻り記録を仕上げます。
退勤